Philosophia

philo.exblog.jp
ブログトップ
2007年 12月 05日

国語教育と読解力

OECDのPISA2006の結果が公表されましたね。

日本はまた学力低下x2と大騒ぎですが・・・それはさておき、やっぱりフィンランドは全ての分野で好成績。フィンランドの教育のあり方がこのPISA向きだというのもあるんだろうけど、読解力は国民平均しても高そう・・・。前にカナダでフィンランド人の友達が出来た時、お国の教育の話を聞いてて、けっこう納得した覚えがあります。かなり勉強家なんですよねあの国。冬が長いせいもあるかな(笑)

冬が長いといえば、カナダもそう。2006年は読解力3位につけましたね。数学は7位だけど、7位でも立派です(^^;てっきりランクインしないかと思いましたから・・・。カナダも、国語教育はなかなかすごいです。妹の教育内容を見ていても、自分の中・高校時代と比較して、特に国語の教育の深さが日本と違ったのが印象的。

私は国公立育ちなので私立はよくわからないけど、日本の標準的な中・高校の教科書では、著名な文学作品の一部を掲載していて、授業もだいたいその掲載部分のみを扱ってますよね。夏休みの課題で全文読むことはあっても、日常的に長い小説をフルで読んで、そして全章をanalysisの対象とすることはありえなかった。これが、カナダの中・高校ではけっこう学校レベルを問わず行われてます。扱う作品の難易度や、analysisの深さこそ、学校格差がすごいけれど、とりあえず作品全部読んで、その背景、人物設定、作者の描きたかったポイント、登場人物の心情の把握・・・くまなく分析するのが凄いと思いましたね。しかも、イギリス文学の古典的名著が中心だから、まぁ難しいx2。

日本の国語教育でも中学生・高校生に全文読ませるのを当たり前にすればいいのになぁ。よく出来た作品でも、全部読まないと分からないこともあるかと。携帯小説読んでいる場合じゃありません。好みの作者でない文学作品なんて学校の授業でしか読む機会が無い可能性もあるし。私自身本をよく読む方では無かったので、よけいにそう思います。今から読んでも勿論良いのですが、10代の多感な時期に読むからこそ響き作品もあっただろうに、と思ってしまいます。

さて、いっぱい読んでもそれが読解力の向上に直結するかはわかりませんが・・・カナダの国語教育は、「こんな教育受けたかった」と思ったものの1つでした。今は読解力より、数学的応用力の方がほしい自分です。
[PR]

by philosophia_nash | 2007-12-05 01:01 | Miscellanea


<< ライブやりまっせ!      信じられない! >>