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Philosophia

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2005年 08月 04日

妹の帰還

私は18年前に妹が生まれて以来、末っ子という甘えたなポジションを卒業し念願のお姉ちゃんになったので、ずっと我が娘のごとく、妹を溺愛してきました。今日、トロントのピアソン空港でちょっとした飛行機事故があったので、もうすぐトロント経由で帰国してくる妹が心配で仕方が無いです。

けっこう過保護かもしれません。去年は、妹がトロントの学校の寮に一人で入寮したときのこと。夜10時くらいに、地下鉄6駅分くらい離れたところに住む私のところに寮から電話が入って。先生が「Nuikoに代わるわ」というと、妹が泣きながら助けを求めてきた(内容は実はたいしたことなかった)。直後にダウンジャケットにニット帽被って、マフラーぐるぐる巻きで自転車で20分間、真冬のトロントのダウンタウンを走って(しかもずっと上り坂)駆けつけたことも。

その他、学校の寮のご飯はイマイチなので、私が帰国するまでの半年間は、必ず週末に私のアパートに泊まりに来させて和食を食べさせてたり。学校のEnglish(国語)の授業の課題図書は、私が先に読んで(日本語で・笑)、時間が無い妹に全部内容の説明をしてたり。最初の頃の、噴出さんばかりに面白い論旨の妹のエッセイを、そのままじゃBマイナス食らうので添削してたり。

もっと遡ると、すぐ影響されやすい妹が、小1のとき友達の口癖がうつって自分のことを「ぼくちん」って呼び始めたので、『今度そう呼んだら二度と口聞かないから。今すぐ直しなさい』と脅したことも(笑)癖になったらエライことだと思って。妹はその時のことを今でも覚えているそうです。いつも優しいお姉ちゃんが怖かったと。でもめっちゃ感謝してるって(笑)

またある思春期の頃は、当時一人っ子期間が長くてすっかりワガママ女王になってた妹が、「私ってブサイクだよね・・」と発言しだしたので、「あんたのは性格ブスっていうんだよ」って言ったり。外見の問題じゃないんだということを説きたかったのですが、我ながら説教くさい。性格直せば問題なくあんたは可愛いと言ってから、随分性格直りました。今じゃとってもいい子。

両親が妹に甘い分、時々(ひき)シメてきたりして妹の教育に心血を注いできましたが、やっぱり母親の愛情には勝てません。私は妹の今の気持ち最優先で、今辛い思いをさせてでも将来を最優先に考えてあげることは出来ませんでしたから。親の愛情って厳しい程深いですよ。あーでも将来娘を持つなら、妹みたいな子がいいなぁって思う程、姉バカです。

by philosophia_nash | 2005-08-04 00:25 | Media


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