2005年 06月 18日

明日は父の日

ということで、ゆっくり目に起きて王様のブランチを見てたら「父の日映画特集」をやってました。父の愛情物語ということで、1位は「I am Sam」、そして2位は「Kramer vs Kramer」でした。

「Kramer vs Kramer」は私が生まれた年に公開された映画で実に古いわけですが・・大好きで思い出深い映画。初めてカナダにいって、まだほとんど英語を話せなくて手探り状態でESLで英語を勉強していた頃、この映画でビデオプロジェクトをやった。担当するシーンを何度も何度もキャプションを見つつ台詞を聞いて、スクリプトを書き出した。最終的には皆の前で映画について発表するというプロジェクトで、私は人物紹介担当。思えばあれが始めての英語でのプレゼンテーションだった。当然全部カンペを作って暗記して読んでましたが・・・。しかも当時外国の俳優名が全く分からず、かろうじてダスティン・ホフマンを知ってる程度だったなぁ。

そんなわけである一部のシーンだけ台詞を丸暗記しているこの映画。けっこう深いテーマを扱ってます。当時「離婚」なんて私には縁遠い出来事で、その心情は察するに余りあったけど、グループの中に10歳以上年上の離婚経験者の人もいて。彼女と一緒にストーリー分析をすることで色々なことを学んだのでした。一番印象に残っている台詞はクリスマスイブの夕方面接を受けた後、[I need a job, right now!!!]とホフマン扮するお父さんが、再就職先の採用担当に詰め寄って言った言葉。ずっと「自分のキャリアのため」に働きつづけてきた人が、自分自身のための再就職ではなく、息子の親権を獲得するために必死になる姿に惹かれた。大事な物のために、人は変われる、強くなれるということを見せてくれたと思う。

同じお父さんキャラでは、Billy Elliot(リトル・ダンサー)のお父さんも大好き。息子の夢を最初は否定していたのに、結局誰より応援してしまう・・その姿。どちらも見ていると、「父と息子」って良いなと思う。やはり「父と娘」や「母と娘」には無い関係があって、ちょっと羨ましいです。私は、小さい頃はお母さんにベッタリの甘えっ子だったけど、成長するにつれ父とつるんでノリノリで遊ぶちゃらんぽらんな子になりました。後先考えず直感で行動するところが良く似てる。基本的に私は父とソックリで(要するに父の女版)、性別が同じなら父とほとんど同じ道を歩んでいただろうと思います。それだけに、父が私に賭けた期待は多分大きく、それにことごとく反抗して蹴散らす格好で生きてきた私は親不孝者かもしれません。「役人になりたいかも」と言った時の父の嬉しそうな姿、「役人にはならない(もうなれないよ)」と伝えた時のしょんぼりした姿。ああ、本当に親不孝な娘。今後もしどこかに嫁いでしまうようなことがあれば、もう私が父にしてあげられること・喜ばせられることなんてあんまり無いなぁと思います。私の仕事はどんなに実績を積んでも自分の名が出る事もないし。だから帰国してきたときくらいはちゃんと父の面倒を見ますか・・。あとは・・いずれ男の子の孫を作ってあげることくらいですかね(笑)
[PR]

by philosophia_nash | 2005-06-18 15:15 | Miscellanea


<< 焼肉@TORAJI      持てるモノと落としてしまうモノ >>